◆諸国探訪記その13 〜 素直になれない錬金術師
FULLTSUNNDERE ALCHEMIST 〜
錬金術…それは物質を理解・分解・再構築する太古の技術。
失われた秘法の研究者がファンブルグ東地区・冒険者の宿に滞在していると聞き、
これはぜひ召し抱えねばと使者を派遣した王様でしたが、向かった使者が…その…
あんまり素直じゃない子だったのです…。
【ディリス】
あんたが噂の錬金術の研究者ねっ!?
【ヴァルカン】
いかにもそうじゃが…おまえさんは?
【ディリス】
あたしはアレよ、うちの王様があんたの研究を手伝ってこいっていうから来てあげたのよっ。
感謝しなさいよね!
【アルゲス】
あ、じゃぁあなたがディリスさんですねっ?
【ディリス】
…って、なんであたしの名前知ってんのよっ!?
【ヴァルカン】
うむ。実は先日おまえさんの主、ラクレス殿から書状をいただいてのう…、
【ラクレス】
やっほー、はじめまして〜!
えーと、ちょっとうちのディリスちゃんの傭兵装備用に錬成槍を作ってあげたくって、
R5の指南書が運よく手に入ったので持っていかせますね〜。
ちょっと人見知り激しい子だけど…んじゃあとよろしくっ⌒★
【ヴァルカン】
ふふふ…お主、なかなかよい主人を持っておるのぅ。ほっほっほっ。
【ディリス】
…っ。ったくあの王様、そんなこと一言もっ…。
【ヴァルカン】
さて、書状では指南書が見つかったとのことじゃが…?
【ディリス】
たぶんこれね、王様はあんたへの手紙だって言ってたけど…。
(ゴソゴソ)
ウルカヌスの錬成指南書 |
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【ヴァルカン】
おお、まさしく『ウルカヌスの錬成指南書』!
太古の昔に失われた秘術を復活させるために必要なものが書かれておるはずじゃっ!
【ディリス】
ふーん、それってすごいの?
【ヴァルカン】
うむ、『錬金術』といってな…物質の構成元素や特性を理解し、物質を分解、そして再構築するという3つの段階を経て、元の物質とは全く別の物質に造り変える技術なのじゃよ。どれどれ…
【ディリス】
…なんか、某コミックのWikipediaから丸写ししたような説明を聞かされた気がするんだけど…、
【アルゲス】
しーっ!
しーっ!
師匠が解読してますから、気が乱れるようなことは言わないでくださいっ!
【ディリス】
なによ、正直な感想を言っただけじゃないっ。
【ヴァルカン】
うむ、解読できたぞ!
【アルゲス】
さすがです、師匠!
【ヴァルカン】
指南書に書かれておった、錬成に必要な素材をメモしておいたぞ。
まずは材料集めじゃ!
【ディリス】
なーんだ、指南書があればすぐに錬成できるってわけじゃないのね。
【アルゲス】
錬金術と言えど万能ではありませんからね。無から有を生み出すことはできないんです。
あくまで、元の物質の構成元素を組み替えることでできるものしか作り出せません。
【ヴァルカン】
そうじゃ、これを我々研究者は等価交換の原則と呼んでおる。
【ディリス】
……。やっぱり某コミックの…、
【アルゲス】
ダメです!
それ以上は言ってはいけません!
…とゆーわけで、もらったメモに書かれた素材を集めることになりました。
【ユウロ】
へぇ〜、これがR5槍の錬成に必要な材料なのかぁ…。
【風琉】
クマのツメ、蜘蛛の糸、大サソリの毒針…は、どのモンスターが落としそうかなんとなく想像できるわね。
【フラゥナ】
パワーストーン…ストーン…石…う〜ん、わかんないっ(≧◇≦)
【ラクレス】
こんなときはアレだね、みんなで作る百科事典の出番だねっ♪
【ユウロ】
実際問題、あれがないと独力じゃ到底集められないですね(-д-")
【風琉】
さっそく見てきたわ〜。まとめるとこんな感じね。(↓)
画像 |
名称 |
説明 |
ドロップ確認済みモンス |
代表的な狩り場 |
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クマのツメ |
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@レッドアイ
Aビッグベア |
@フレイア大陸南部
A待ち合わせ場所
(マッスル&マネーT金の章) |
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パワーストーン |
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@ゴーレム |
@石道のダンジョン |
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蜘蛛の糸 |
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@タランチュラ |
@走駆の迷宮 |
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大サソリの毒針 |
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@ブルースティング
Aムールキラー |
@ヤマユリの谷
A熱砂の遺跡
or ドクミスト洞窟 下層 |
◆ドロップ確認済みモンスと同系統のモンスであれば同じ素材を落とすと個人的に予想しています。
「クマのツメ」も当初レッドアイしか確認されいなかったのですが、ビッグベアを根気よく狩っていたらついに落としてくれました(≧◇≦)
効率よくドロップさせるには、『対象のモンスが1回のエンカで同時に多数出現する』狩り場を選ぶとよさそうです。
ただ…ほんと運勝負なので、どうか心が折れないように気をつけてくださいね。。(T-T)
素材集めに奔走すること約1ヶ月半…ようやく必要な材料数が調いました!
【ヴァルカン】
おお、ついにそろったか!
【アルゲス】
やりましたね、ディリスさん!
【ディリス】
ふ、ふん、このくらい楽勝よっ。
【ヴァルカン】
どれ、ではさっそく錬成に取りかかるとしようかのう!
【ヴァルカン】
おっと、そうじゃ、素材のほかに普通のR5槍も必要じゃった。
【ディリス】
それもちゃんと用意してきたわ、ほらっ。
青龍刀 |
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【ヴァルカン】
うむ、準備万端じゃなっ。
さすが国王に目をかけられるだけのことはあるのう!
【ディリス】
こ、これくらい当り前よっ。
【アルゲス】
……。(クスクス)
【ディリス】
そこっ、なに笑ってんのよっ!
【アルゲス】
い、いえ、なんでもっ。
【ディリス】
…にしても、ちょっと高すぎない、この手数料?
【ヴァルカン】
すまぬのう…なにせ研究には金がかかってしょうがないのじゃ…。
貴国のように進んで研究に協力して下さるところはまだまだ少なくてのう…。本当に助かっておる。国王にもぜひお礼申し上げたい。
【ディリス】
…ま、まぁこのくらいのお金、うちにとっちゃどうってことないからいーわよ!
【アルゲス】
……っ、ふぅ。(込み上げる笑いをなんとか抑えきった!)
【ヴァルカン】
よし、それではいよいよ錬成に取りかかるぞい。
この先はもう後戻りできぬが、大丈夫じゃな?
【ディリス】
もちろんよ。ここまできてやめるわけないじゃない。
※この先、ウィンドウの外をクリックすることでの中断ができなくなりますが、最後の最後でもう1回だけキャンセルするチャンスがあります。
【ヴァルカン】
うむ。ではアルゲス、支度せよっ!
【アルゲス】
はい、師匠!
(やっと、やっとセリフに顔が出たー!)
【ディリス】
この画像飛ばしてもよかったんじゃないの?
【アルゲス】
なななんてことを言うんですかっ(>_<)
この先、ちょっと長ったらしいので早送りでお送りします。
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【ヴァルカン】
おいっ、ちょっと待たんか!
ワシの華麗なる鎚さばきをこんなちっちゃい
コマでっ…。
【ディリス】
…見ててもなにやってるかわかんないのよっ! |
【ディリス】
こっ、これが錬成陣…!
【ヴァルカン】
ふ…ワシのように真理を目にしたものは錬成陣なしでも錬金術を行えるのじゃがな。
まぁこれはアルゲスの修行のためじゃ。
【ディリス】
…だからその設定、某コミックの…、
【アルゲス】
しーっ!
しーっ!
師匠の気が乱れますからっ。
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【ヴァルカン】
だからなぜにワシの見せ場を飛ばすのじゃぁ
…(T-T)
【ディリス】
見せたってよくわかんないからだって
言ってんでしょっ! |
【ヴァルカン】
うむ…!
完成じゃっ!
【アルゲス】
師匠、お疲れさまでした!
ついに古の技術を復活させることができましたねっ!
【ヴァルカン】
うむ…おまえにも助けられたのう…。
【アルゲス】
なにを仰いますか、師匠!
【ヴァルカン】
これからも苦労をかけるかもしれぬ…。
それでもついてきてくれるか?
【アルゲス】
もちろんですよっ!
【ヴァルカン】
そうか…それでこそ我が弟子よ!
今日はこの250,000Gで腹いっぱい焼肉を食うぞ!
【アルゲス】
はい、師匠!
【ディリス】
んなもんに使うなら返せっ!(-д-")
【ヴァルカン】
しかしこれは…とんでもないものができてしまったのう…。
【ディリス】
そ、そうなの?
【アルゲス】
あんな材料からこんなものができてしまうなんて…あらためて錬金術のすごさを思い知りましたよ。
【ヴァルカン】
クマのツメ、パワーストーン、蜘蛛の糸、大サソリの毒針…いずれもモンスターの一部…。
【アルゲス】
モンスターの持つ魔力…もしくはまだ解明されていないなにかの力が武器に宿ったということでしょうか?
【ヴァルカン】
かもしれぬ…これからも研究を続けねばなっ!
【アルゲス】
そうですね、師匠!
【ディリス】
ちょっと!
それで、一体どれくらいすごいのよ?
【ヴァルカン】
うむ、まず全長が30メートル…、
【ディリス】
ふざけんじゃないわよっ!(-д-")
【ヴァルカン】
冗談じゃよ…。
【アルゲス】
(師匠っ、冗談の通じる相手と通じない相手をちゃんと選んでくださいっ)
さ、さぁディリスさん、これができあがった錬成槍ですよっ。
レティアリィ |
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【ディリス】
すご…R5でしかも片手槍なのに、最高品質のR7両手槍(ハルベルト)よりATKが高いって…。
【アルゲス】
TECはそれほどでもないけど、ACTやAVDのマイナス補正が格段に小さいね!
【ヴァルカン】
まだ明らかになるのはこれからじゃろうが、錬成武器専用のスキルもあると聞く。
この槍の真価が発揮されるのが楽しみじゃのう!
【ヴァルカン】
ディリス殿のおかげでまた1歩研究が進んだわい。
国王殿にもよろしくお伝え下され。
【ディリス】
えっと…その、こちらこそ、その、ありがとう…。
ま、また指南書が手に入ったら手伝ってあげるわよ、感謝しなさいっ!
【ヴァルカン】
うむ、そのときはよろしく頼むぞ。
【アルゲス】
(うんうん、不器用なだけなんだなー…)
※ここがキャンセルするラストチャンスです。
【ディリス】
王様、R5錬成槍レティアリィ、無事に手に入れてまいりました!
【ラクレス】
おつー♪
どう、少しは素直になれたー?( ̄ー ̄)/~
【ディリス】
なななにを言ってるんですかっ!?
【フラゥナ】
えっと…その、こちらこそ、その、ありがとう…。(再現)
【ディリス】
…!
あんた、こっそり見てたのねっ!
【ユウロ】
まぁまぁ。よかったじゃない。強い武器が手に入ってさ♪
【風琉】
盾が装備できるからますますDEFを強化できるわねっ。うらやましいわ…(T-T)
【ディリス】
せ、先輩方…すみません、私が先にいただいてしまって…。
【ラクレス】
いーのいーの♪
だってほら、ディリスちゃんには傭兵コイン稼いでもらわないとだし(≧◇≦)
【ディリス】
え…そのため…なんですか?(-д-")
【ユウロ】
(ディリス…うちの王様のお腹は真っ黒なんだよ…)
思いのほか長編になった今回でしたが、無事に錬成槍を手に入れることができたようです。
めでたしめでたし♪
◆ほかの4人が使う斧、弓、投具、杖も、指南書が手に入ったら素材を集めて錬成武器を作りたいですね〜!
目指せ国家錬金術師…!(だからそれは某コミックの…)
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